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中国には多くの手段、中長期的に「巨大な潜在力」がある-UBS会長

  • 中国は「ゆっくりと向きを変えつつある」タンカーのようだ-会長
  • ウェーバー会長はダボスでブルームバーグのインタビューに答えた

スイスの銀行UBSグループのアクセル・ウェーバー会長は、中国当局には経済を安定させる多くの手段がまだ残されていると述べ、世界市場の動揺を招いている混乱が過ぎ去れば、中国の力強さが増すとの楽観的な見方を示した。

  同会長は世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開かれるスイスのダボスでブルームバーグとのテレビインタビューに応じ、中国は対応に「若干の遅れ」があり、市場安定化策の一部は「少し行き当たりばったり」だと指摘した。

  中国を「方向転換が必要なタンカーのようなもので、ゆっくりと向きを変えつつある」と表現した会長は、「中長期的に私は中国についてかなりポジティブだ」と言明。同国には「巨大な潜在力」があると分析した。さらに、中国は「外需・製造業主導の成長から内需主体の経済へとリバランスを進めている。サ―ビス業を基盤とする成長は、製造業に基づく成長より大きな雇用・所得創出効果がある。中国は正しいことをしていると思う」とも話した。

  ウェーバー会長は世界の成長が冷え込んだとしても、「下方スパイラル」は見込んでいないと説明。「われわれは調整局面におり、明らかに世界の成長は下振れした。世界は古い秩序に戻りつつある。米国が循環的回復を主導し、先進国が新興市場より好調で、新興市場は資本フローの反転に直面している。正常な調整であり、まだしばらくは続くだろう」と語った。

  かつてドイツ連邦銀行(中央銀行)総裁として欧州中央銀行(ECB)政策委員会のメンバーだったウェーバー会長は、原油価格がすぐには「底打ち」しないと予想。「現在の世界経済で浮上している問題は政策の信頼性だ。各中銀が真っ先に示すガイダンスを市場が額面通りに受け取らず、市場は非常に神経をとがらせている」と指摘。中銀は「非常に明確かつ非常に確固たるガイダンスを提供する必要がある」と主張した。

原題:UBS’s Weber Says China Has ‘Plenty Ammunition’ Amid Turmoil (1)(抜粋)

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