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信用拡大による景気浮揚効果縮小-中国指導部に突き付けられた難題

中国の景気減速が昨年末時点でも続いていたことを示唆した国内総生産(GDP)統計は、経済改革推進と高成長確保に等しく強い決意を示す共産党指導部に対する警告をはらんでいる。

  黄信号が点滅し、政策担当者が打ち出す景気刺激策がますます力を失いつつある。中国政府が19日公表した数値をブルームバーグが集計したところによれば、昨年は信用拡大1ドル(約117円)につきGDPが27セント相当押し上げられたにすぎず、2009年以来で最もわずかな効果にとどまった。11年には信用拡大1ドルでGDPが59セント相当押し上げられていた。

China Gets Less Bang for Its Buck

  信用拡大による景気浮揚効果の低下は、中国当局が重工業の過剰な生産能力圧縮に動く状況で、さらなる成長鈍化を容認するかどうかという難題を習近平国家主席や李克強首相に突き付けており、指導部が取り組む金融業界改革の重要性も同時に浮き彫りにしている。

  米財務省の元中国専門家で、現在はロサンゼルスの資金運用会社TCWグループのアナリストを務めるデービッド・ロービンガー氏は「非効率な国有企業に投資を誘導する優遇縮小が求められるだろう。これは常に困難な問題だ。負け組の企業が強大なのに対し、勝ち組に属する企業は小さく、まだ存在すらしていない可能性があるからだ」と述べた。

原題:China Is Getting Less and Less Bang for Its Credit Buck (1)(抜粋)

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