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原油30ドル割れ、ノルウェーの大型油田開発に追い風か-コスト減で

  • 原油下落が石油サービス供給企業を圧迫、プロジェクト投資額が減少
  • 原油価格、生産開始予定の2019年までに回復することを期待

ノルウェーの大型油田、ヨハン・スベルドルップ油田を保有するスタトイルなどの企業は、できれば原油価格下落を回避したかっただろう。原油安は石油業界を揺るがせている。

  しかし、明るい兆しもある。捨て身になっている石油サービス会社が値下げを実施しているためプロジェクトの利益率が高まり、原油価格が1バレル=30ドルを割り込んでも同プロジェクトは依然として実行可能な状況となっている。

  最大30億バレルが埋蔵されている可能性のあるスベルドルップ油田は、原油下落によりノルウェーでこれまでで最も収益性の高いプロジェクトとなる可能性もある。ただ、生産が開始される2019年までに原油価格が回復する必要がある。

  コンサルタント会社ライスタッド・エナジー(オスロ)のマネジングパートナー、ジャランド・ライスタッド氏は、「ヨハン・スベルドルップ・プロジェクトは非常に低い投入コストで開発されているため、これまでで最も収益性の高いプロジェクトになるだろう。原油価格は上昇すると予想されるので、極めて収益性の高い油田になりそうだ」と指摘する。

Crude Collapse

  ヨハン・スベルドルップ油田の権益の一部を保有するデット・ノルスケ・オリエセルスカップの18日の発表によると、同油田を運営するスタトイルは同油田への設備投資額の推計を1600億-1900億クローネ(約2兆1000億-2兆5000億円)と、従来の1700億-2200億クローネから引き下げた。投資の60%はノルウェー通貨クローネで支払われるため、同プロジェクトは原油安に加え、ドルに対するクローネの下落の恩恵も受けている。

原題:How Sub-$30 Crude Can Be a Boon for Norway’s Giant Oilfield (2)(抜粋)

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