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GPIF:マネジャーエントリー制を来年度導入、収益力向上図る

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年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は来年度、委託運用機関を常時公募する「マネジャーエントリー制」を導入する。優秀な運用機関を機動的に採用するとともに、既存の委託先との競争を促すことで収益力の向上を図るのが狙いだ。

  マネジャーエントリー制は、投資対象となる分野ごとに、一定の条件を満たす運用委託先の候補をあらかじめ募集・選定しておき、必要が生じた時に随時、委託先の追加や入れ替えを実施する仕組み。GPIFは受託を目指す運用機関に月次実績データの登録を求め、外部専門機関の助言に基づくスクリーニングで委託先との競争を促す。

  GPIFは運用委託先を数年ごとに見直してきたが、従来の方法では優秀な運用機関を取り逃す可能性があった。地方公務員共済連合会などはすでにマネジャーエントリー制を導入済みだ。

  GPIF広報担当の森新一郎氏は、マネジャーエントリー制の導入について、「来年度中に導入するつもりで、具体的にいつかはまだ分からない。これで解約が増えるというわけでない。それは定性的な理由で、例えばファンドマネジャーがやめて運用体制が変わったから解約するときもある。一部の資産クラスで始めるということも検討中」と話した。 

  昨年11月6日開催の運用委員会の議事要旨によると、GPIF側は、マネジャーエントリー制が軌道に乗り始めると選定時期の分散を図れるとし、広い投資範囲で運用機関を選択する方向への一歩と位置づけたい考えだ。委員側からは、優秀な運用機関が全て応募するとは限らないため積極的に良い運用機関を自ら探しに行くのも一案との意見や、マネジャーストラクチャーの基本的な考え方について評価基準も含めて審議し、あとは執行部に任せる形が役割分担として良いとの声が出ていた。

  

(第2段落に情報を追加して更新します.)
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