コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(1月20日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。過去の国内市況の記事はこちらです。

●日本株は昨年来安値を更新、マクロ不安で日銀追加緩和時の水準へ急落

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は大幅反落し、昨年来安値を更新した。国際原油市況が下げ止まらない上、減速方向の中国経済や国際通貨基金(IMF)が世界の成長率予想を引き下げ、マクロ景気の先行き不安が広がった。鉱業や石油など資源関連、海運や鉄鋼、機械、不動産株など幅広く売られ、東証1部33業種は全て安い。

  TOPIXの終値は前日比51.44ポイント(3.7%)安の1338.97、日経平均株価は632円18銭(3.7%)安の1万6416円19銭。TOPIX、日経平均とも2014年10月31日以来、およそ1年3カ月ぶりの安値水準。一昨年10月末は、日本銀行が異次元金融緩和の追加策を発動した日だ。両指数の下落幅は昨年9月29日以来の大きさとなった。

  大和住銀投信投資顧問の門司総一郎経済調査部部長は、「ヘッジファンドがアジア株式をショートしていて、その上で原油先物に売りを入れたと考えられる。原油は取引規模が少なく、瞬間的にはそれほど難しくはない。仕掛け的な部分で相場は原油安に振り回されている」と話した。現在は完全なパニック状態にあり、「本当のセリング・クライマックスになる可能性はある」と言う。

  東証1部33業種は鉱業や海運、不動産、石油・石炭製品、その他製品、建設、鉄鋼、機械、倉庫・運輸などが下落率上位。売買代金上位では、創業者による株主提案で経営陣の対立が明らかになったクックパッドが急落。トヨタ自動車やソフトバンクグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソニー、ファーストリテイリング、任天堂、ダイキン工業、三菱地所、ホンダなども安い。さくらインターネットは逆行高。

  東証1部の売買高は25億6622万株、売買代金は2兆6726億円。上昇銘柄数はわずか40にとどまり、下落は1886に膨らんだ。大阪取引所の日経平均先物の出来高は午後3時30分すぎ時点で14万5000枚と、年初来の1日当たり平均12万3000枚を上回った。

●債券先物は反発、円高・株安でリスクオフの買い-日銀買いオペも支え

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では、先物相場が反発。あすの20年債入札に向けた売りが先行した後は、円高・株安の進行に伴うリスクオフの動きで、買いが優勢となった。

  長期国債先物市場の中心限月3月物は前日比2銭安の149円54銭で取引を開始。直後には7銭安の149円49銭と、日中ベースでは15日以来の安値を付けた。その後は、円高・株安進行とともに買いが優勢となり、午後に入ると一時149円60銭まで値を戻した。結局、3銭高の149円59銭で引けた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を1ベーシスポイント(bp)上回る0.22%で始まった後、午後に入って0.215%に水準を下げている。

  超長期債では、新発20年物155回債利回りが1bp高い0.935%で始まり、午後から0.92%まで水準を下げているほか、新発30年物49回債利回りは1bp高い1.215%で始まった後、徐々に水準を切り下げ、1.20%まで低下している。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「午前よりも午後に入ってリスクオフが進んだので、あすの20年債入札まで待てずに、買いが入っているのではないか。益出し売りを出した後、午後に株安・円高が進んだので、何かを買う感じではないか」と指摘。また、「2年債利回りは上昇しているが、マイナス金利に変わりはない。利回り曲線は平たん化の動き」とも語った。この日の新発2年物360回債利回りはマイナス0.02%からマイナス0.01%に水準を上げて推移している。

  日銀によると、この日実施した今月7回目となる長期国債買い入れオペ(総額1兆2700億円程度)の結果は、残存期間1年超3年以下の応札倍率が前回から低下した。一方、3年超5年以下と5年超10年以下は上昇した。

●円が全面高、原油安や株価大幅下落でリスク回避圧力-対ドル116円台

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では円が全面高。原油相場や日本株の大幅下落を背景に、リスク回避に伴う円買い圧力が強まった。

  ブルームバーグのデータによると、円は主要31通貨全てに対して前日終値から上昇。対ドルでは朝方の1ドル=117円台後半からほぼ一本調子で上げ、午後には一時116円61銭と2営業日ぶりの高値を付けた。午後3時50分現在は116円66銭前後。ユーロ・円相場も1ユーロ=128円台を割り込み、一時127円77銭まで円高に振れた。

  バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ外国為替本部の岩崎拓也営業本部長は、「昨日あたりはリスク回避相場に対しても気迷いが見られたが、結局はリスク回避の環境そのものは大きく変わっておらず、ドル・円はリスクセンチメントに左右されている」と指摘。一方、「円高進行に伴い、来週28、29日の日銀の追加緩和に対する警戒も高まりつつあり、ドル・円の下値を支えている」と話した。

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.0900ドル付近から1.0963ドルまでユーロ買い・ドル売りが進行。円と同様、リスク回避の動きから調達通貨とされるユーロに買い圧力が掛かった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE