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円が全面高、原油安や株価大幅下落でリスク回避圧力-対ドル116円台

更新日時
  • 円は主要31通貨全てに対し前日終値比上昇、対ドルで一時116円61銭
  • 来週の日銀追加緩和への警戒感、ドル・円の下値支えている-BOA

20日の東京外国為替市場では円が全面高。原油相場や日本株の大幅下落を背景に、リスク回避に伴う円買い圧力が強まった。

  ブルームバーグのデータによると、円は主要31通貨全てに対して前日終値から上昇。対ドルでは朝方の1ドル=117円台後半からほぼ一本調子で上げ、午後には一時116円61銭と2営業日ぶりの高値を付けた。午後3時50分現在は116円66銭前後。ユーロ・円相場も1ユーロ=128円台を割り込み、一時127円77銭まで円高に振れた。

  バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ外国為替本部の岩崎拓也営業本部長は、「昨日あたりはリスク回避相場に対しても気迷いが見られたが、結局はリスク回避の環境そのものは大きく変わっておらず、ドル・円はリスクセンチメントに左右されている」と指摘。一方、「円高進行に伴い、来週28、29日の日銀の追加緩和に対する警戒も高まりつつあり、ドル・円の下値を支えている」と話した。  

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  ニューヨーク原油先物相場はアジア時間20日の時間外取引で大幅続落。約12年ぶり安値となった19日終値からさらに下げ、1バレル=27ドル台で推移している。原油安や世界景気の先行き不安から東京株式相場は大幅下落し、日経平均株価、TOPIXともに2014年10月末以来の安値を記録。中国・上海総合指数は3営業日ぶりに反落している。

  FXプライムbyGMOの柳沢浩チーフアナリストは、「原油がそう簡単に反転するとも思えず、目先まだもう少し下値を探ると思えば、ドル・円や株式もそう簡単には反発できないと考えるべきかもしれない」と指摘。「日経平均もせっかくきのうは反発して少し状況が変わるかと期待もできたが、結局元の木阿弥だ」と話した。  

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.0900ドル付近から1.0963ドルまでユーロ買い・ドル売りが進行。円と同様、リスク回避の動きから調達通貨とされるユーロに買い圧力が掛かった。柳沢氏は、あすの欧州中央銀行(ECB)の定例理事会では、ドラギ総裁が「市場をなだめようとするだろう」と言い、「要はユーロが安くなるような発言をすると思う」と語った。

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