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米ネットフリックスの海外展開、投資家も満足-決算受け株高で応える

更新日時
  • 昨年10-12月の契約純増数は560万人、そのうち海外が400万人超
  • 当社には非常に大きな成長が控えているとヘイスティングスCEO

有料オンライン動画配信会社、米ネットフリックスは以前から世界的なオンラインテレビネットワークの先駆者になりたいとの考えを示してきた。今では投資家も米国外での展開に目を向けつつある。

  19日のネットフリックスの発表資料によると、昨年10-12月(第4四半期)のオンライン動画配信サービスの契約純増数が560万人に達した。そのうち米国外の契約者は400万人超の純増だった。純増数は両数字ともアナリスト予想を上回った。今年1ー3月(第1四半期)の米国外、全体の純増数見通しも同様。

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  海外契約者の大幅な伸びを受け、米国内の成長鈍化をめぐる投資家の懸念は和らいだ。ネットフリックスの米契約者数は2四半期連続で会社予想を下回ったが、2015年の契約者が海外の約1200万人を含めて約1700万人の純増となり、今年の海外の伸びも加速するとの見通しを発表したことで株価は上昇した。

  RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マーク・マヘイニー氏はインタビューで、「ネットフリックス株の価値は海外市場からもたらされつつある」と説明。「2年前なら米国内の契約者数が未達となれば、海外の数字にかかわらず同社の株価は下げていた」とコメントした。

非常に大きな成長機会

  番組制作に絡むネットフリックスの債務は拡大しており、今年は50億ドル(約5870億円)に上る見込み。このため、同社は着実なペースで顧客を増やしていかなければならない。リード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)は、海外事業の展開を終えれば同社は大幅な利益を確保すると宣言してきた。

  ヘイスティングスCEOは投資家との電話会合で、「やらなければならないことがまだたくさんある」と説明。「現在の動画視聴全体に占めるネットフリックスの割合は非常に小さい。当社には非常に大きな成長が控えている」と話した。

  昨年10-12月(第4四半期)の純利益は48%減の4320万ドル(1株当たり10セント)。番組や新規顧客獲得のための支出が影響した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は2セントだった。売上高は23%増の18億2000万ドル。予想は18億3000万ドルだった。

  ネットフリックスは1-3月(第1四半期)の純利益を1100万ドル(1株当たり3セント)、ストリーミング収入を18億1000万ドルと予想している。

  決算発表を受け、ネットフリックスの株価は引け後の時間外取引で7.7%高の116.21ドル。通常取引の終値は3.7%高の107.89ドルだった。昨年の同社株は2倍超に上昇し、S&P500種株価指数の構成銘柄で最も値上がりが目立った。

原題:Netflix Investors Like What They See as International Users Soar(抜粋)

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