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ドラギ総裁、予想以上にハト派的なシグナルも-21日にECB政策委

オプション市場でのユーロへの強気姿勢の高まりやインフレ期待の低下、新たな世界株安、原油安の長期化といった状況を背景に、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は21日の政策委員会で予想以上にハト派的なメッセージを発する可能性がある。ブルームバーグのバシリス・カラマニス、リチャード・ジョーンズ両ストラテジストがこうした見方を示した。

  昨年12月3日の政策委でドラギ総裁が打ち出した金融緩和拡大の内容は市場の期待を下回った。ECBは今週の政策委では、さらなるユーロ高の可能性を回避し物価下落の懸念を後退させるために「何でもやる」とのスタンスを再び明確に示すことが必要になりそうだ。

Inflation & Options Expectations vs EUR Spot

  さもなければユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.10ドルを上回る可能性があり、リスク志向が弱く、ドル強気派にとって期待外れの米経済指標が続く中で、ECBにとって好ましくない水準までユーロ高は進みかねない。12月の政策委以降、ユーロはドルに対し既に4%近く上昇。ドイツ銀行のユーロ貿易加重指数は3%超上げた。オプション市場の1カ月物25デルタのリスク・リバーサル率によれば、オプショントレーダーはユーロに対して過去6年間で最も強気となっている。

原題:Draghi May Send Dovish Signals at Policy Meeting to Temper Market Expectations(抜粋)

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