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欧州株:1年ぶり安値から反発-中国が追加刺激策を講じるとの楽観で

  • クレディ・アグリコル急伸、地方銀の持ち分売却方針打ち出す
  • 原油安で石油銘柄は上げ幅を縮小、指数も失速

19日の欧州株式相場は4営業日ぶりに上昇し、3週間ぶりの大幅高となった。指標のストックス欧州600指数は前日に1年ぶり安値を付けていた。中国が低迷する景気のてこ入れに動くとの楽観が強まったことが背景にある。

  ストックス600指数は前日比1.3%高の332.93で終了。一時は2.4%上昇した。この日発表された中国の2015年成長率が公式目標にわずかに届かなかったことを受け、政府が追加刺激策を打ち出す可能性に道が開かれた。原油相場が下げたことを背景に、石油・ガス銘柄は上げ幅を縮めた。

Stoxx 600 Snaps 3-Day Decline

  セブン・インベストメント・マネジメントで資産運用に携わるジャスティン・スチュワート氏(ロンドン在勤)は「大変な新年だったが、頭の痛い状態からようやく抜けつつあるようだ」と発言。「中国の景気減速が市場で懸念されていたほどではなかったのに加え、当局には成長刺激のため介入する能力がある。センチメントはまだどん底にあるものの、バリュエーション(株価評価)が押し下げられたことから、企業が健全だとの兆しが明らかになれば相場の支援材料となるだろう」と語った。

  ストックス600指数は前週末に弱気相場入りし、昨年4月の過去最高値から前日までの下落率は21%に達した。これで同指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は14.2倍と、1年ぶり低水準に迫った。

  今週は企業決算も注目されている。英蘭系消費財メーカー、ユニリーバはアムステルダム市場で3%上昇。四半期売上高が予想を上回った。通期の営業利益が予想以上だったドイツのソフトウエアは13%急伸。

  独電力会社のRWEとエーオンの上げも目立った。石炭発電所閉鎖についての審議が先送りされたことが買い材料となった。英保険会社プルーデンシャルは3.4%上昇。

  フランスの銀行、クレディ・アグリコルは2.5%値上がり。資本強化のため、40行近くの地域銀行の持ち分を売却する方針を明らかにした。

原題:European Stocks Rebound From One-Year Low on China Stimulus Bets(抜粋)

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