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欧州債:ドイツ10年債が3日ぶり下落-市場安定で安全需要が後退

  • 中国景気減速で、当局が刺激策を拡大との観測
  • ECBは21日会合でハト派的論調に-キャンター・フィッツジェラルド

19日の欧州債市場ではドイツ10年債が3営業日ぶりに下落した。株高を背景に比較的安全とされる国債の需要が後退したためだ。

  この日発表された中国の2015年10-12月(第4四半期)経済成長率が2009年以来の低い伸びとなったことを受け、当局が刺激策を強化するとの見方が強まった。

  キャンター・フィッツジェラルドの債券ストラテジスト、オーウェン・カラン氏(ダブリン在勤)は、欧州中央銀行(ECB)が21日の定例政策委員会でハト派的な論調を維持する公算が大きいとみている。

  さらに「ここ数日は値動きが荒かった。原油と中国がいまだに主な材料だ」とし、アジア時間の株高の流れを引き継ぎ「市場のセンチメントはややリスクオンで、このためドイツ国債が少しばかり売りを浴びている」と語った。

  ロンドン時間午後4時11分現在、ドイツ10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.55%。前日までの2営業日で4bp下げていた。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格はこの日、0.15下げ99.49。

  欧州株の指標とされるストックス欧州600指数が4営業日ぶりに上昇したほか、中国の上海総合指数は3.2%値上がりした。

  カラン氏によれば、ECBのドラギ総裁が21日に新たな緩和策を打ち出す公算は小さい。発言内容は「過去2、3週間に原油価格が大幅に下げた事実を考慮すると、よりハト派的となる可能性がある」。また、これがインフレ見通しへの重しとなるとの見方も示した。

原題:German Bonds Fall First Time in Three Days as Equities Advance(抜粋)

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