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クレディ・スイス:原油は25ドルが底と予想-エネルギー株買いを計画

  • 原油価格下落の恩恵を受けるのはインド、日本、欧州の株式
  • 米国でのクレジットイベント発生で業界は整理される

スイスの銀行クレディ・スイス・グループは、原油価格が25ドル前後で底打ちすると見込んでおり、その水準に下げた時点でエネルギー株を買い増す計画だ。マイケル・ストロバーク最高投資責任者(CIO)が明らかにした。

  同CIOは18日、チューリヒで投資家らに対し「原油およびエネルギーセクターは極端に安くなりつつあり、大きく買いを入れる価値がある」と指摘。「原油が25ドルを付け、それ以上は下がらないと期待している。原油に関連したデフォルト(債務不履行)が増えて業界が完全に整理される良いきっかけにもなる」と述べた。

  ストロバークCIOはブルームバーグ・ニュースに対し、そうなった時点ではブラジルのエネルギー企業の魅力が特に高まると説明した。同CIOは、原油価格下落の恩恵を最も大きく受けるのは欧州、日本、インドの株式だとみている。一部の企業は実際に恩恵を受け始めている。インドのリライアンス・インダストリーズの10-12月期決算では、原油の精製マージンが膨らみ、利益が急増した。ユーロ圏に関しては、アナリストらは2015年の企業利益の10%増加を予想している。

Energy stocks have followed crude prices lower

  原油価格の12年ぶり安値への下落がエネルギー企業に打撃となっているのは周知の事実だ。米国ではエネルギー企業の破綻が増加。西欧最大の原油輸出国であるノルウェーは石油業界の危機を宣言した。またブラジルの石油掘削企業セテ・ブラジル・パルティシパコエスは、2014年11月以降、世界の2大リグ(掘削装置)建設会社への支払いを行っていない。

  ただストロバークCIOは、損失の拡大により米エネルギー企業の間でクレジットイベント(信用事由)が発生し、「ひどく行き詰まった」エネルギー業界が整理されることで、株買いの機会が増えるとの見方を示した。

原題:Credit Suisse Waiting for Oil Floor at $25 to Buy Energy Stocks(抜粋)

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