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米モルガン・スタンレー、債券トレーディング回復は限られる見込み

  • 人員削減は「事実上完了」とプルーザンCFO
  • 債券事業のリスク加重資産は1100億ドル未満に減少へ

モルガン・スタンレーは昨年10-12月(第4四半期)に、債券トレーディング業務を縮小させた。同事業の見通しが明るくはないと結論付けたためだ。ただ、人員削減は「事実上完了した」とジョナサン・プルーザン最高財務責任者(CFO)が述べた。

  同CFOは19日のインタビューで、「債券業務について業界全体で分け合える収入の総額は減少してきたし、縮小が続いている。当社はこの収入総額が早期に回復する可能性は非常に限られているという結論に達した」と語った。

The Steady Decline of Bond Trading

  ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は債券事業について同社にとっての最適規模を模索している。同社は先月、債券事業縮小に伴うリストラ費用1億5000万ドル(約170億円)を計上すると明らかにした。削減対象は約1200人で、債券トレーディング担当者のほぼ4分の1が含まれると事情に詳しい関係者が述べていた。

  「債券事業は今よりも良好な営業・トレーディング環境に合わせた陣容になっていた。余剰能力の一部を削った」とプルーザンCFOが説明した。

  2015年10-12月(第4四半期)の債券トレーディング収入は一時項目を除いたベースで前年同期比8.2%減の5億5000万ドルとなった。多くのアナリストの予想を超える落ち込みで、金融危機以降で2番目の低水準だった。

  同社によると、債券部門のリスク加重資産額は1100億ドル未満に減る見込み。15年末は1360億ドルだった。

原題:Morgan Stanley Sees Limited Prospects for Fixed-Income Rebound(抜粋)

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