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外為:資源国通貨が反発-中国人民銀行が人民元中心レートを引き上げ

18日の外国為替市場では資源国通貨が反発し、円は4カ月ぶり高値付近から下げた。中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル中心レートをほぼ1カ月ぶりの大きさで引き上げ、神経質な市場の沈静化に努めたことが背景にある。

  豪ドルは主要16通貨のうち13通貨に対して堅調となった。先週はほぼ7年ぶりの安値に下げていた。今週、経済指標の発表が相次ぐ中国では、19日に昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)が発表される。エコノミストの間では前年同期比6.9%増が予想されている。中国はオーストラリアとカナダの主要貿易相手国。カナダ・ドルは今年初めて上昇した。

  スイスクオート・バンクの市場戦略責任者、ピーター・ローゼンストライヒ氏は「外為市場の主な材料だったセンチメントが安定しつつある。それにより、過度に売られていた資源国通貨に回復の余地が生まれた。しかし、この強気なモメンタムが続くとは考えていない」と述べた。

  ロンドン時間午後4時24分(日本時間19日午前1時24分)現在、豪ドルは米ドルに対して前週末比0.2%高の1豪ドル=0.6875米ドル。対ユーロでは0.5%高い1豪ドル=0.6316ユーロ。対米ドルでは前営業日に0.6864米ドルと、2009年3月以来の安値を付けていた。

  米ドルは対ユーロで0.3%上昇の1ユーロ=1.0887米ドル。円は対米ドルで0.3%安の1米ドル=117円35銭。18日の米金融市場は祝日のため休場。

  人民銀は元の対ドル中心レートを0.07%引き上げた。これは昨年12月21日以来の大きさ。今月前半は中心レートの予想以上の引き下げが世界の金融市場を揺るがした。

  人民銀は18日、海外金融機関による中国本土での元預金に対し25日から預金準備率を適用すると発表した。適用する水準には言及していない。

  カナダ・ドルはほぼ13年ぶり安値から反発。ニューヨーク原油先物相場はほぼ変わらず。

  カナダ・ドルは対米ドルで0.1%高の1米ドル=1.4520カナダ・ドル。一時は1.4660カナダ・ドルと、03年4月以来の安値を付ける場面もあった。

原題:Commodity-Exporter Currencies Gain as Yuan Rebound Calms Nerves(抜粋)

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