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市場に沈静化の兆しなし、株も債券も通貨も商品も高ボラティリティ

  • バンク・オブ・アメリカの市場リスク指数が今年急上昇
  • 米利上げ開始が時期尚早だった懸念も相場の下押し要因

資産クラスを問わず広がった相場下落が世界の投資家のストレスを高めている。

  株式、債券、通貨、商品の予想ボラティリティ(変動性)を示すバンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの市場リスク指数は昨年10月以来の高水準に達した。世界の株式市場では昨年6月以降に15兆6000億ドル(約1830兆円)余りが消え、4年にわたる上昇相場の上げのほぼ半分を失った。米10年債利回りは2%を下回り、ブルームバーグ商品指数は過去最低を付けた。

  CMCマーケッツの市場アナリスト、ジャスパー・ローラー氏(ロンドン在勤)は「世界の成長がテーマだ。中国株と原油相場の変動性が全てを動かしている」とした上で、「投資家は一段安に備えている。市場の下向き傾向の理由の一つには、米金融当局が失敗したのではないかという懸念がある」と話した。

Volatility Surges Across Asset Classes

  米当局の利上げが始まるタイミングに合わせて中国経済減速の懸念が市場を席巻、さらには米経済指標が予想を下回る内容となって、米利上げ開始は尚早だったのではないかとの不安がくすぶる。

  米株の変動性の指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は終値ベースで昨年9月以来の高水準となり、欧州のVストックス指数は18日の日中取引で昨年8月以来の高水準に達した。主要7カ国通貨のボラティリティを示すJPモルガンの指数は今年これまでに11%上昇、米国債のインプライドボラティリティを示すメリルのMOVE指数は同15%上げた。BOAの市場リスク指数は15日にマイナス0.04と、年初のマイナス0.39から上昇していた。 
  

原題:No Calm in Sight as Volatility Surges From Stocks to Bonds (1)(抜粋)

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