ロボットの台頭で消える職、20年までに500万人分余りも-WEF調査

  • 管理などホワイトカラーの職が最も失われやすい
  • ダボス会議はテクノロジーと労働市場に注目

遺伝学や人工知能(AI)、ロボット工学などの研究と技術革新によって、人類は2020年までに差し引き500万人分以上の職を失う可能性がある。世界経済フォーラム(WEF)の調査が示した。

  WEFの創設者であるクラウス・シュワブ会長と役員のリチャード・サマンズ氏は「ザ・フューチャー・オブ・ジョブズ(職の未来)」というリポートで、技術変革によって先進・新興合わせて15の主要国・地域で20年までに約700万人の職が失われる一方、200万人分が創出されると試算した。

  これら15の国・地域は全世界の労働人口の約65%に相当する約19億人の労働者を擁しており、リポートはそこでの調査に基づいて作成された。

  WEFは物理的、電子的、生物学的なそれぞれの分野の境界線があいまいになっている状況が第4次産業革命に相当すると位置付け、年次総会のテーマにする。イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、アンディ・ホールデン氏はこれまでに、自動化によって何百万という職がリスクにさらされていることは当局が対応すべき問題を生んでいると警告している。

  WEFのリポートは「技術変革が人材不足と大量失業、格差拡大をもたらすという最悪のシナリオを避けるためには、今日の労働者たちの再訓練と技能向上が必須だ」としている。

  管理などホワイトカラーの仕事が失われる職の3分の2を占め、コンピューターと数学、建築、工学関連の仕事は増えると予想されている。

原題:Rise of the Robots Will Eliminate More Than 5 Million Jobs(抜粋)

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