コンテンツにスキップする

ガンドラック氏:米金融当局、再度の緩和余儀なくされる恐れも

  • バロンズ紙のパネル討論会「2016ラウンドテーブル」で発言
  • ゴールドマンのコーエン氏はドル高が米国への資金流入促すと指摘

ウォール街の著名ストラテジストの多くは、米経済紙バロンズのパネル討論会で、企業収益と世界経済が引き続き伸び悩み、予想よりも低調な市場環境となる中で、米金融当局は今年、これまで予想していたほどの利上げはできないだろうとの見方を示した。

  ダブルライン・キャピタルの共同創業者であるジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は、昨年12月に利上げに踏み切った米金融当局について、経済の不透明性を踏まえると、もう一回利上げした後に再び金融緩和を余儀なくされる恐れがあるとの考えを示した。

Jeffrey Gundlach

ジェフリー・ガンドラック氏

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  18日付の同紙によれば、「2016ラウンドテーブル」に参加した9人のストラテジストの多くは、商品相場の急落と景気低迷によって今後も利益の伸びが抑えられると予想。米経済は緩やかに拡大するものの、世界的な経済混乱やエネルギー価格下落の影響を払拭(ふっしょく)するには不十分で、米株価は先行き横ばいか緩慢な伸びとなると見込まれている。

  デルファイ・マネジメントの創業者、スコット・ブラック社長も今年の米株式のパフォーマンスに楽観的ではなく、株価はやや過大評価されているかもしれないと語った。

  一方、ゴールドマン・サックス・グループのグローバル・マーケッツ・インスティテュートで社長を務めるアビー・ジョゼフ・コーエン氏は、米経済成長とドル高が米国への資金流入を促し、株価収益率(PER)が想定よりも押し上げられる可能性があると指摘。同社は年末時点のS&P500種株価指数の目標を2100としている。

原題:Gundlach Says Fed May Have to Ease Again: Barron’s Roundtable(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE