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ヘッジファンドによる原油の売りポジション、過去最大に増加

  • ヘッジファンドの売りポジション、12日終了週に15%増:CFTC
  • 原油価格、2003年以来の安値に下落-イランの輸出増見通しで

ヘッジファンドによる原油の売りポジションが過去最大に達した。世界的な株価下落に加え、原油供給が過剰となる一方でイランが増産を開始するとの見通しが広がったことが要因。

  中国市場の混乱により燃料需要が抑制されるとの見方が強まる中、ニューヨーク市場の原油価格は12日、12年ぶりに1バレル=30ドルを割り込んだ。イランに対する経済制裁が解除されれば、石油輸出国機構(OPEC)5位の産油国である同国からの原油輸出が増えるとの見方から価格はさらに下落した。制裁は16日に解除された。

  シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は「増産が実施されれば供給過剰が長期化するとの認識が高まっている」と指摘。「需要に対する懸念も原油の下落要因になっている。中国に対する不安感が全市場に及ぼす影響が世界の経済成長への懸念を浮き彫りにしている」と述べた。

Hedge Funds Boost Bearish Oil Bets to Record

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投機家によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の売りポジションは12日終了週に15%増加し、集計が始まった2006年以降で最大に達した。買越残高は約5年ぶりの低水準となった。

原題:Oil Speculators Raise Bets on Falling Prices to All-Time High(抜粋)

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