コンテンツにスキップする

フランスで実施の気分障害薬の試験で6人入院、1人が脳死宣告

  • ビアル・ポルテラのFAAH阻害剤で90人中3人が回復不能な損傷
  • 仏当局が試験の実施状況について調査へ

フランスで行われていた気分障害などの治療に使う治験薬の第1相試験で、参加者6人が入院し、そのうち生命維持装置にかけられていた1人が脳死と宣告された。

  この薬はポルトガルの非公開企業ビアル・ポルテラが、神経変性疾患や不安神経症に関連する気分障害や運動障害の治療薬として開発した脂肪酸アミド加水分解酵素(FAAH)阻害剤。仏北西部レンヌの病院の医師ジル・エダン氏が15日にテレビ放映された会見で語ったところによれば、7月に始まった同試験の参加者90人のうち3人が回復不能な損傷を受けた可能性がある。

  トゥーレーヌ社会問題・保健・女性権利相によると、入院した6人は1月7日から同治験薬を繰り返し服用していた。試験は1月11日に中止された。フランス当局は試験の実施状況について調査を開始する計画で、登録された参加者全員と連絡を取っているという。ビアルはレンヌの同社従業員が当局に協力していると述べた。トゥーレーヌ氏によれば、同治験薬には大麻および大麻抽出物質は含まれていない。

  欧州医薬品庁のモニカ・ベンステッター報道官によれば、第1相試験で深刻な副作用が起きることはあるが、今回フランスで発生したようなものは「極めてまれ」だという。

原題:France Ties Brain-Dead Person to Tests of Bial-Portela Drug (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE