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商品価格はさらに下落か-ヘッジファンドの売越残高が過去最大に

  • 資産運用会社による商品の売越残高、2週間で倍増
  • ゴールドマン、供給削減により価格は年内に回復すると予想

原油相場は12年ぶりの安値、銅は2009年以来の安値をそれぞれ付けるなど商品価格全般が値下がりしているが、下落局面はまだ終わっていない。少なくともヘッジファンドはそう考えている。

  資産運用会社による商品18品目の売越残高は過去最大に達し、わずか2週間で倍増した。商品のリターンを示す指数は先週、少なくとも25年ぶりの低水準となった。供給過剰に加え世界経済見通しが低迷する中で、金属や穀物、エネルギーの先物価格は軒並み下げた。

Most-Bearish Ever

  世界最大の資源輸入国である中国の市場が混乱していることから、需要に対する懸念が増している。ドル相場の上昇も代替投資先としての商品の魅力低下につながっている。米ゴールドマン・サックス・グループは、価格下落の継続が供給のさらなる削減につながるきっかけになると予想しているものの、価格は年内のもう少し先まで回復することはないとの見通しを示している。

  25億ドル(約2900億円)を運用するアルテグリス・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、ララ・マグヌセン氏 (カリフォルニア州在勤)は、「市場には不安感が広がっている」とし、市場関係者らは「経済成長鈍化のほか、中国の現状とそれによる悪影響について非常に懸念している」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が15日発表した統計によれば、米国で取引される商品18品目の先物とオプションの売越残高は12日時点で20万2534枚。これは米政府がデータ収集を開始した06年以降で最大。前週は16万4203枚だった。

原題:Commodity Collapse Has More to Go as Funds Make Record Bear Bet(抜粋)

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