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台湾総統選制した蔡英文氏:経済再建や中国との平和維持を表明

台湾総統選挙が16日行われ、最大野党・民進党の蔡英文主席が勝利した。蔡主席は低迷する台湾経済の立て直しや中国本土との平和維持を表明した。同主席は一方で中国共産党指導部に対し、台湾の民主主義と国際問題における台湾の地位尊重を求めた。

  蔡主席(59)は与党・国民党に対する有権者の不満が広がる中で大勝し、台湾初の女性総統に選ばれた。4年前の総統選では現職の馬英九総統に敗れていた。民進党は同時に行われた立法院(国会)選挙でも初めて過半数を獲得した。

  今回の選挙結果は中国指導部にも衝撃を与えた。中台の連携強化を提唱してきた馬総統の国民党政権が、台湾独立を志向する民進党に取って代わられる。蔡主席は中国を挑発はしないと表明しているものの、中台の窓口機関が「1つの中国」原則を確認し合ったとされる「1992年コンセンサス」を認めていない。

  デビッドソンカレッジ(米ノースカロライナ州)のシェリー・リガー教授(政治学)は台北で、「中国にとって実に悪いニュースだ。今回のような地滑り的大勝は誰のレーダーにもなかった」と述べた。

  蔡主席の得票率は56%、国民党の朱立倫主席は31%だった。定数113の立法院選では民進党が68議席を獲得。国民党は35議席にとどまった。

原題:Taiwan’s Tsai Vows Economic Fix While Keeping Peace With China(抜粋)

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