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エラリアン氏:米経済はリセッションには向かわないが軟調な動きに

  • 引き続き「多くの雇用を創出」とFOXニュースの番組で発言
  • 投資家は低成長環境に慣れる必要がある-年内2回の米利上げ見込む

独保険会社アリアンツの主任経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏はFOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、今年の米経済はリセッション(景気後退)に向かう公算は小さいが、予想より軟調にとどまるとの見方を示した。

  エラリアン氏は「ボラティリティ(変動性)は高くなっている。成長や賃金は従来の可能性の想定を下回っているが、多くの雇用を創出していることは忘れないようにしよう」と述べた。

  また各国・地域の中央銀行はもはや、資産価値の押し上げに向けたボラティリティ抑制に協力して取り組んでいる状況ではないと指摘。「好都合な政策に慣れている投資家は」低成長の環境に「慣れる必要がある」と語った。エラリアン氏はブルームバーグ・ビューのコラムニストも務める。

Slumping Dow

  米国の政策金利については、金融当局が徐々にではあるが年内にさらに2回引き上げる見込みだと発言。「浅い利上げサイクルになる」とし、これまでの利上げ局面に比べ「かなり低い水準で終了する」と予想した。

  一方、中国に関する米投資家の懸念は「大げさ過ぎるが、理解はできる」と発言。中国政府は「態度を決めかねている。為替市場のコントロールも失った。これはかなり異例だ」と論評した。

  さらにエラリアン氏は「私は数カ月前に、投資家は現金の備えが必要で割安な価格で取引されている良好な企業に資金を投じる用意をすべきだと言った。そうした状況が現実のものとなり始めた」とした上で、「全額投資は望ましくないだろう。市場が下降バイアスになれば、乱気流に巻き込まれることになる」と付け加えた。

原題:El-Erian Says U.S. Economy Weak Though Not Headed for Recession(抜粋)

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