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世界の企業収益見通し下振れ、株式市場は最後のとりで失う恐れ

株式市場は最後のとりでを失いかけている。

  株価急落で世界の株式時価総額はここ2年の増加分に相当する約14兆ドル(約1640兆円)を失った中、少なくとも企業収益は輝きを保つと見込まれていたが、そうした期待は薄れつつある。業績予想修正を追跡するシティグループの指数の月次データによれば、アナリストの利益予想修正で、下方への件数が上方への件数を先週、2009年以来最も大幅に上回ったからだ。

  原油などの資源価格の下落や米金融当局の利上げ開始、欧州の不安定な景気回復、中国の景気減速懸念が重なり、09年以降の世界的株高後も残る株価上昇要因の1つであった企業収益期待が危機にさらされている。バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラルフ・ツィマーマン氏は今年と来年の増益率見通しはまだ高過ぎると話す。

  ツィマーマン氏は「リセッション(景気後退)が真剣な話題になるほど世界経済の勢いは減速している」と述べ、「中国にとどまらず、はるかに広範囲にわたる話だ」と指摘した。

Global Profit Estimates Slashed Most Since 2009

原題:Global Earnings Cuts Haven’t Been This Bad in Seven Years (2)(抜粋)

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