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NY連銀総裁:経済見通しにほとんど変更ない、前回利上げ以降

更新日時
  • 最近の弱い経済指標やインフレ期待低下は重要視しない考えを示唆
  • 2016年の利上げ軌道に関して、金融当局と市場の見方には相違がある

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は今年の米経済について、潜在力を上回るペースで成長し続けるだろうと指摘。米金融当局のさらなる利上げを支持する姿勢を示した。

  最近の相次ぐ弱い経済指標や新興国の弱さをきっかけとした世界金融市場の「混乱増幅」見通しや、物価上昇率が当局目標の2%に届かない状況下でのインフレ期待の低下については重要視しない考えを示唆した。

  ダドリー総裁は15日、ニュージャージー州サマーセットで開催された年次エコノミック・リーダーシップ・フォーラムでの講演で、最近の経済指標は「米労働市場で顕著に見られる強さ」と比較検討する必要があると発言。差し引きでは、昨年12月15、16両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、経済の「状況はそれほど変わっていないように見受けられる」と述べた。

  先物市場で織り込まれている将来の金利水準と金融当局の予測に盛り込まれた金利水準の相違について、総裁は懸念していないと指摘。「今後入手される情報で経済見通しが変わるのに伴い、予測は調整される。時間とともに集約されていくと見込んでいる」と話した。

  物価見通しに対して「最も警戒される」リスクは「インフレ期待が制御されなくなり、低下していく」可能性があることだが、トレンドを上回る経済成長が続けば、インフレ期待は押し上げられていくと言明。

  「経済が予想外に弱くなれば、こうしたインフレ期待の低下はもっと気掛かりな材料になるだろう」とも述べた。講演後の質疑応答で、総裁は経済があまりにも弱くなった場合は、マイナス金利を検討する可能性も排除しないと語った。

原題:Dudley Says Economic Outlook Little Changed Since Rate Rise (1)(抜粋)

(第2段落以降を追加し、更新します.)
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