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イラン制裁解除間近も米石油企業は蚊帳の外-独自制裁が響く

  • 英国やフランス、イタリア勢はいずれも参入の用意
  • 米当局の独自制裁があるため米石油各社は完全に機会を逃す可能性も

イランの核開発問題をめぐる制裁が解除されても、英国やフランス、イタリアの競合企業とは違い、米石油各社はイランの広大な油田に近づくことができそうにない。

  イランに対する10年にわたる貿易・金融制裁が週明け18日にも解除される見込みで、世界で確認されている原油埋蔵量の約10%を有するイラン油田への投資機会が企業に訪れる。英BPや英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェル、フランスのトタル、イタリアのENIはいずれも参入する用意があると述べてきた。新たな輸出は年間約50億ドル(約5900億円)を生み出す可能性がある。

  エクソンモービルやハリバートンなどの米石油関連企業は、恐らく待ちの姿勢を余儀なくされるだろう。完全に機会を逃す可能性もある。テロやミサイル開発へのイランの関与に対する米当局の独自制裁があるためだ。同国の核問題をめぐる制裁の行方に関わらず、こうした禁止措置は続く。

  シンクタンクのワシントン研究所でイラン安全保障担当ディレクターを務めるパトリック・クローソン氏は、「米国人がイランの石油セクターに関与することは全く認められておらず」、「ドルも使えない」と指摘した。

原題:Exxon Must Wait for Iran Oil as European Rivals Poised to Pounce(抜粋)

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