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イタリア検察当局、モンテ・パスキの取引めぐり訴追手続き準備

更新日時
  • ミラノの検察当局はモンテ・パスキの4つの取引の捜査を完了
  • ドイツ銀の現・元幹部6人や野村の元幹部が訴追請求される可能性

イタリア・ミラノの検察当局は14日、イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナが損失隠しのためにドイツ銀行および野村ホールディングスと金融取引契約を結んだとされる疑惑などの捜査を終えたことを明らかにした。

  検察は発表資料で、ドイツ銀行の現職と元幹部計6人がモンテ・パスキと共謀して偽計や市場操縦、当局への妨害行為に関わった疑いを指摘。今後、捜査対象者から新たな証拠が提出され、疑いが晴れない限り、訴追手続きを進める準備を進めている。検察が明らかにした6人は元資産・ウェルスマネジメント責任者ミシェル・フェイソーラ氏や元幹部のミケーレ・フォレスティ氏ら。

  発表資料によれば、捜査していたのはモンテ・パスキが野村およびドイツ銀とそれぞれ結んだデリバティブ(金融派生商品)取引と、「FRESH」および「キャンティ・クラシコ」と呼ばれる取引の計4件。検察はドイツ銀関連の6人のほか、元モンテ・パスキの5人と、野村インターナショナルの元最高経営責任者(CEO)および当時のマネジャー1人、さらに野村とドイツ銀が関与した疑いも指摘した。

  検察当局は発表資料で、モンテ・パスキが損失隠しのためこれらの取引をアレンジし、それが2008-12年の偽計につながったことが捜査で明らかになったと説明した。

  ドイツ銀とモンテ・パスキ、野村の広報担当はいずれもコメントを控えた。フェイソーラ氏は電話インタビューで、検察の主張を「強く否定する」と述べた。

原題:Ex-Deutsche Bank’s Faissola, Foresti Accused in Paschi Case (1)(抜粋)

(偽計に関する情報を追加して更新します.)
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