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全トヨタ労連、春闘の最低要求額は前年の半額-ベア月額3000円以上

トヨタ自動車グループ企業の労働組合が加盟する上部団体は今年の春闘でベースアップ(ベ ア)の最低要求額を前年の半額とする方針だ。

  全トヨタ労働組合連合会は15日、春闘でベアとして月額3000円以上を求めていく方針を発表した。前年は6000円以上だった。佐々木龍也会長は都内で会見し、経済動向や各社の収益状況を総合的に判断したと話した。その上で、各社が置かれた状況はさまざまであり、円安メリットのないところもあると指摘した。

  自動車や電機など5つの産業別労組で構成する全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)は春闘でベアとして3000円以上を求めていく方針を昨年12月に打ち出していた。1年前は6000円以上だった。闘争方針では実質賃金のマイナスが続き、個人消費の改善が遅れているとした上で、消費拡大を促していくことが極めて重要と指摘していた。

  金属労協の相原康伸議長(全日本自動車産業労働組合総連合会会長)は昨年12月会合のあいさつで、16年春闘の最大の課題として、賃金の底上げと賃金格差の是正を挙げた。15年春闘で賃上げを要求したのは全労組の7割で、回答を引き出した組合のうち賃上げを獲得したのは6割にとどまるとした。その上で、中堅中小労組を念頭に賃上げ要求労組、賃上げ獲得労組の拡大を図る必要があるとしていた。

  全トヨタ労組のウェブサイトによると、14年の加盟組合は313で、総組合員は約33万1000人。自動車総連などが加盟する金属労協は今年の春闘日程として、2月17日を主要組合の要求日とし、3月16日を集中回答日とする予定。

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