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社債オペでのマイナス金利「目玉出る」-投資家にリスクと中空氏

更新日時
  • 日銀は13日の社債買い入れオペで初のマイナス金利で落札
  • 信用力と金利が結びつかなくなり、「投資家のリスクになる」と同氏

日本銀行は今週の社債買い入れオペで初めてマイナス金利で落札した。BNPパリバ証券の中空麻奈チーフクレジットアナリストは、企業の信用力に応じた金利形成がゆがめられ、投資家や金融機関にとってリスクが増すとみている。

  日銀によると、13日の社債買い入れオペの落札最低レートはマイナス0.03%となり、これまでの最低だったゼロ%を下回った。前回比では8.3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。平均レートは0.063%。対象はBBB以上の格付けで残存期間1年以上3年以下の社債。

  中空氏は「もう目が飛び出るほどびっくりした」と振り返り、マイナス金利での落札が続けば「信用力と金利が結びつかなくなり、発行体にとっては良くても、投資家のリスクになる」と話した。日銀がマイナス金利で社債を買い入れたことで、銀行の貸出金利にも下押し圧力が掛かる可能性があるという。

  年限の短い日本国債のマイナス金利が常態化した2014年末以降、発行体は金利低下分を減殺するよう社債クーポンを最低でも0.1%確保するようにしてきた。SMBC日興証券の阿竹敬之クレジットリサーチ課長は、超過準備に対する付利0.1%が「市場では社債金利の下限のイメージでとらえられてきた」とした上で、オペ落札金利のマイナス化は「残存1~3年債のレートに多少マイナスに効いてくるかもしれない」と話した。

(第4段落を追加して、更新しました.)
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