コンテンツにスキップする

欧州債(15日):総じて上昇、株安と原油安で安全資産需要が高まる

15日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて上昇。株式相場の下げ幅拡大と原油相場が2004年以来の安値まで下落したことを背景に、比較的安全とされる国債の需要が高まった。

  欧州債は年明けの上げ基調を取り戻した。360億ユーロ相当に上った今週の起債を順調に乗り切ったことが追い風になった。ユーロ圏のインフレ見通し悪化に中国発の市場混乱が重なり、欧州中央銀行(ECB)には緩和策拡大を迫る圧力が強まっている。世界の株式相場では今年に入ってから時価総額で約5兆6000億ドルが吹き飛んだ。

  トロント・ドミニオン銀行のグローバル戦略責任者、リチャード・ケリー氏(ロンドン在勤)は「こうした状況に対する全般的な懸念と不安がまだある」とし、「市場の脆弱(ぜいじゃく)な部分が打撃を受けている。株式相場は過去数年にわたり上昇を続けてきたが、売られやすい状況だ。市場はまだ極めて神経質な様子で、このため債券に資金が流れ込んでいる」と語った。

  ロンドン午後4時49分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.54%。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は0.315上げ99.595。

  同年限のイタリア国債利回りは1bp下げ1.57%、スペイン国債利回りは3bp低下し1.75%となった。

  フィンランドの2年物国債利回りは過去最低となるマイナス0.396%まで低下。ドイツ2年債利回りはマイナス0.41%と、先月3日以来の低水準に達した。

German Two-Year Yield Falls to Six-Week Low

原題:European Bonds Rise as Stock Markets Extend $5.6 Trillion Rout(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE