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きょうの国内市況(1月15日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、中国株安など海外警戒強く午後失速-輸出、金融中心売り

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  東京株式相場は続落。下げ止まらない中国株など海外市場動向への警戒が強い上、為替の円高推移で景気や企業業績に対する不透明感が再燃、午後の取引で失速した。輸送用機器や電機など輸出関連、銀行や保険、証券など金融株中心に安い。

  TOPIXの終値は前日比4.10ポイント(0.3%)安の1402.45、日経平均株価は93円84銭(0.5%)安の1万7147円11銭。

  損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの角田成広シニアインベストメントマネジャーは、「あまりにも中国株のボラティリティが大き過ぎる。中国株が振れると元安ドライブの発想が浮かぶ。元安で得をする国は中国以外にない」と指摘した。特に日本株は、「為替が円高になって諸外国の中で株が最も下がってしまいかねない」と言う。

  東証1部の業種別33指数は保険、証券・商品先物取引、水産・農林、輸送用機器、電機、銀行、不動産、ゴム製品、その他金融、化学など20業種が下落。空運、陸運、小売、電気・ガス、サービス、倉庫・運輸、卸売、食料品、医薬品など13業種は上昇。東証1部の売買高は24億4875万株、売買代金は2兆4906億円。値上がり銘柄数は723、値下がりは1115。

  売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループ、日産自動車、マツダ、さくらインターネット、第一生命保険、ロームが下落。ブラジル造船合弁事業で損失を計上する川崎重工業は大幅安となった。半面、NTTや日本航空、ニコンは上げ、台湾の鴻海精密工業が買収提案額を7000億円規模に引き上げる方向と15日付の読売新聞が報じたシャープ、JPモルガン証券が投資判断を上げたヤマダ電機は急伸。

●債券は反発、流動性供給入札順調や株安で買い優勢-長期金利は低下

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  債券相場は反発。前日に反落した弱い地合いを引き継いで売りが先行した後、今日実施の流動性供給入札結果が順調となったことに加え、株式相場の下落転換などを受けて買いが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比2銭安の149円36銭で始まり、直後に149円26銭まで下落したが、その後は上昇に転じた。午後に入ると水準を切り上げ、149円54銭まで上昇。結局は15銭高の149円53銭で引けた。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、「朝方はリスクオフのトーンが若干弱まり、売られた。昨日10年債利回りが過去最低を更新して、高値警戒感が出て調整した流れだった」と説明。しかし、「中国株・人民元安で円高・ドル安に振れると、国内株価が軟化し、債券が買われる展開。流動性供給入札結果も良かったため、午後に買い圧力が強まった」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より2ベーシスポイント(bp)高い0.245%で開始。一時は0.25%と6日以来の水準まで上昇したが、その後は0.215%まで低下し、0.22%を付けている。前日は一時0.19%を付け、2015年1月20日に記録した過去最低の0.195%を更新した。

  財務省が今日午後に発表した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果によると、募入最大利回り較差がプラス0.015%、募入平均利回り較差もプラス0.015%となった。今回は残存期間15.5年超から39年未満の国債が対象銘柄。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.95倍と、前回の同年限の3.14倍から上昇した。

●円が反発、中国株下落でリスク回避圧力-対ドル117円台後半

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  東京外国為替市場では円が反発。中国株や日本株の下落を背景にリスク回避の円買い圧力が掛かり、対ドルでは117円台後半に上昇した。

  午後3時50分現在のドル・円相場は117円70銭前後。前日の米国株や原油価格の上昇を受け、朝方は一時118円27銭を付けるなど円売りがやや優勢だった。しかし、中国株が下落して始まり、反発していた日本株が伸び悩むにつれ、円がじり高となった。

  日本株がマイナスに転じた午後には117円60銭まで円高に振れた。日本銀行の黒田東彦総裁が国会で、現時点で追加緩和する考えはないと答弁したことも円買いを後押しした。

  外為どっとコム総合研究所の石川久美子研究員は、日本株が上昇しても中国株に再び振らされるのではないかとの恐怖感が強く、「上海株が上がろうと下がろうと、不安がなかなか払しょくできない状態」と指摘。ドル・円は「リスクオンでいいんだという気分にならないと、なかなかロング(ドル買い・円売りポジション)を増やせない」と語った。

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