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米国株:反発、エネルギーやヘルスケア高い-ダウ220ドル超上げ

更新日時
  • エクソンモービルやシェブロンが高い
  • セントルイス連銀総裁のハト派寄りの発言で株価回復の動き加速

14日の米株式相場は反発。エネルギーやヘルスケア銘柄を中心に買いが入った。前日のS&P500種株価指数は9月以降で最大の下げとなっていたが、この日は1カ月ぶりの大幅高。ダウ工業株30種平均は220ドル超上昇した。

  エクソンモービルやシェブロンが高い。S&P500種のエネルギー株指数は8月以来の大幅高となった。ヘルスケア株は4カ月余りで最大の上げ。前日は9月29日以来の大幅安だった。ナスダック総合指数は1カ月ぶり大幅高。一時は1年2カ月ぶり安値に近づく場面があった。通常取引終了後に四半期決算を発表したインテルは時間外取引で下落した。

  S&P500種株価指数は前日比1.7%高の1921.84。一時2.3%高となったが、取引終了前の1時間に上げを縮小した。ダウ工業株30種平均は227.64ドル(1.4%)上昇し16379.05ドル。ナスダック総合指数は2%高。一時1.2%安まで下げた。

  ロバート・W・ベアード(ミルウォーキー)のチーフ投資ストラテジスト、ブルース・ビトルズ氏は「待望のリリーフラリー(安堵感からくる上昇)だ」とし、「悲観的な見方から取引を控えて積み上がっていた資金は、少なくとも短期の上昇をもたらすのに十分だった。予想を上回る決算を強気筋が好機とみなし、この反発局面が持続する可能性はある」と述べた。

  このところ利上げ支持の姿勢が明確だったセントルイス連銀のブラード総裁はこの日の講演後、より慎重なトーンで質疑に応じた。そうした中で株価回復の動きは加速する場面があった。総裁は、ここ最近の原油価格下落でインフレ率が当局目標の2%に戻るのは遅れる可能性があると指摘した。

S&P 500 Rebounds From Three-Month Low

  S&P500種は前日大きく下げたことで、テクニカル指標で売られ過ぎが示唆された。相対力指数(RSI)は30を下回り、近く反発する可能性が示されていた。RSIが前回この水準に下げたのは8月25日。同日はS&P500種が底打ちし、その後の3日間で6.5%上昇した。

  インテルはニューヨーク時間午後4時41分時点で3.7%安。同社が示した1-3月(第1四半期)の売上高見通しは一部のアナリスト予想を下回った。パソコン(PC)需要の長引く不振が背景。10-12月(第4四半期)の利益はアナリスト予想を上回った。

  あす15日にはシティグループやブラックロックの決算発表が予定されている。投資家は企業決算に視点を移しつつある。

  ルツェルン州立銀行(スイス)のトレーダー、ベンノ・ガリカー氏は「これら決算の数字を全て消化する必要がある。そうすれば、より明確な状況が分かる。世界全体を見ると、前向きな材料はあまり多くない」と指摘。「安全策でいく。これが現時点でのメッセージだ」と続けた。

  ゴールドマン・サックス・グループのグローバル・マーケッツ・インスティテュートで社長を務めるアビー・ジョゼフ・コーエン氏は、最近の米国株の急落について「感情的な反応」だ指摘。S&P500種指数の適正水準は2100との見方を示した。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は5%下げて23.95。月初からでは約32%上げており、このままいけば月間では過去最大の上昇だった8月以来の大幅な上げとなる。

  S&P500種の業種別10指数は全て上昇。特にエネルギー、ヘルスケア、情報技術指数の上げが目立った。エネルギー株の指数は4.5%上昇と、8月27日以来の大幅な上げ。

  この日はパイプライン運営のウィリアムズが34%高と急伸。13年ぶりの大幅な上昇率となった。前日はS&P500種で値下がり率トップだった。エクソンは8月以来の大幅高。

  ナスダック・バイオテクノロジー指数は4%上昇。前日までの10営業日では18%下げていた。バーテックス・ファーマシュティカルズやアレクシオン・ファーマシューティカルズが高い。アムジェンは5.3%上昇した。

原題:U.S. Stocks Rally From 3-Month Lows as Energy, Health-Care Lead(抜粋)

(第2段落および5段落以降を追加し、更新します.)
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