コンテンツにスキップする

米景気後退の確率、中国リスクで2013年以来の高水準-BN調査

  • 向こう1年間でリセッションに陥る確率の予想は19%に上昇
  • 中国の成長鈍化がエコノミストの心理の重しに

中国株は今年の取引初日に急落し、世界中の株式市場がそれに追随した。これは世界的な低迷の始まりだろうか。

  ジョージ・ソロス氏はそう考えているかもしれないが、ブルームバーグの調査によると、エコノミストらはそうした悲観論が早計だと考えている。

  ブルームバーグの今月の調査では、米国が向こう1年間にリセッション(景気後退)に陥る確率の予想(中央値)は19%に上昇し、2013年2月以来の高水準となった。前月までは3カ月連続で15%だった。

relates to 米景気後退の確率、中国リスクで2013年以来の高水準-BN調査

  リセッションが起きる年の予想について、エコノミスト36人の中央値が出した答えは18年で、過去2カ月と変わらずだった。

  TDセキュリティーズの米調査・戦略担当の副責任者、ミラン・マルレーン氏は今月の調査でリセッションの確率の予想を20%に引き上げた。12月時点では10%としていた。「20%はなおかなり低い確率だが、重要なのは方向性だ」と指摘。「米経済はかなり好調だが、まだ大きなリスクが残っている。最も顕著なのは中国だ」と語った。

  中国の成長鈍化をめぐる懸念がエコノミストの心理の重しとなっているかもしれないが、このところの市場の乱高下が本格的な危機につながるとは予想していない。エコノミスト32人の予想中央値では、中国経済は今年の米経済成長率に対し、0.1ポイントのマイナス影響をもたらすと予想されている。コアの個人消費支出への影響度も同様とみられている。

  エコノミストらは今年の米国内総生産(GDP)伸び率を2.4%と予想。15年通年の予想と同じとなっている。12月のエコノミスト調査によれば、今年の中国の経済成長率は6.5%の見通し。10年の10.6%を大きく下回るが、リセッションではない。

  マルレーン氏は「ここで重要なことは、中国でハードランディングがあるとすれば、それが米経済を道連れにするリスクは高いということだ」と話した。

原題:U.S. Recession Odds Highest Since 2013 as China Weighs on Growth(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE