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米メットライフの事業売却計画、AIGへの圧力高まる公算

  • 「大き過ぎてつぶせない」金融機関の負担が浮き彫りに
  • AIGはアイカーン氏の分割提案を拒否している

米ゼネラル・エレクトリック(GE)が「大き過ぎてつぶせない」金融機関に課せられる規制から逃れるため金融事業を売却し始めた後、米保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のピーター・ハンコック最高経営責任者(CEO)は、そうした行動が同社にとって大きな利益をもたらすかどうかは不明だと述べた。

  ハンコックCEOは昨年11月、AIGを3つに保険会社に分割することを求める投資家カール・アイカーン氏の提案を拒否。物言う投資家として知られる同氏は、自身の提案がシステム上重要な金融機関(SIFI)との認定からAIGが外れることに寄与すると主張していた。

  米最大の生命保険会社メットライフが12日、米リテール業務の大半を分離する計画を発表したことで、AIGに対する圧力は一段と高まりつつある。

  コンパス・ポイント・リサーチ・アンド・トレーディングのアナリスト、アイザック・ボルタンスキー氏は、「脱SIFIをめぐる議論で重要な展開だ。メットライフの発表は同社を超えて、SIFI認定に伴うコンプライアンス(法令順守)・業務上の負担に照準を定めることになり、SIFIから外れるための戦略的な変更をAIGに受け入れるよう検討を促す声が高まりそうだ」と述べた。

  メットライフは米リテール業務の多くを売却かスピンオフ(分離・独立)、新規株式公開(IPO)することを検討している。同社のスティーブ・カンダリアンCEOは12日の発表資料で、SIFI認定に伴う資本要件引き上げが事業の「大きな競争上の不利」につながる可能性があると訴えた。メットライフはSIFT認定を覆そうと当局を提訴した。

原題:MetLife Unit’s SIFI Off-Ramp May Pressure AIG as Icahn Looms (3)(抜粋)

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