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中国、商品相場下落の恩恵受ける-原材料輸入増やし工業品を大量輸出

  • 中国の原油、鉄鉱石、大豆の輸入、昨年過去最高に達する
  • 商品のリターンが25年ぶりの低水準となる中、中国の輸入は増加

商品相場がここ25年で最も落ち込んでいることで、中国が恩恵を受けている。中国の経済成長率は1990年以来の低い伸びを示している。

  エネルギーや金属、穀物の世界最大の消費国である中国による原油や鉄鉱石、大豆、銅精鉱の輸入量は昨年、過去最高に達した。昨年は商品22品目のリターンを示す指数が2008年の金融危機以降で最大の下げを示した。中国は商品価格下落の恩恵を受けて原材料輸入を増やす一方、鉄鋼など一部工業製品を大量に輸出し、市場の供給過剰は悪化した。

China Boosts Purchases as Commodities Slump

  原油や銅、大豆などあらゆる商品の世界的な供給過剰が続き、ブルームバーグ商品指数は今週に入って1991年以来の低水準に下げたが、投資家らは中国による過去最高水準の輸入が継続し、商品相場が回復すると期待している。世界2位の経済大国である中国は、通貨の安定や資本流出の阻止など多くの施策を通じて、経済成長を刺激することを目指している。

  サムスン・フューチャーズ(ソウル)の商品担当シニアアナリスト、ホン・ソンギ氏は電話インタビューで、「中国が昨年、安値を理由に多くの商品の輸入を増やしたことは否定できない」と指摘。「ただ、中国景気が減速する中で、価格が魅力的であることが輸入拡大の主因であり、市場にとっての問題は需要が今年も継続するかどうかだ」と述べた。
  
原題:China Relishes Commodity Feast as Unrelenting Glut Routs Prices(抜粋)

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