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米国債:30年債が小反落、入札受けて下げる-低利回りで需要弱く

更新日時
  • 30年債入札:間接入札者の割合、今週の他の国債よりも低い
  • 低い落札利回りで需要が鈍る、株高も弱材料に

14日の米国債市場では30年債相場が小反落。午前中は堅調な場面が目立ったが、30年債入札の結果を嫌気して下げに転じた。同年債入札への需要は今週実施された他の国債入札よりも弱かった。

  30年債入札では5カ月ぶりの低い落札利回りが敬遠され、需要は昨年8月以来の低水準となった。原油相場が1バレル=31ドル台に戻し、米国株が上昇したことも国債の売り材料。

  CRTキャピタル・グループの政府債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏は入札では強い需要が見られなかったと指摘。「30年債の落札利回りは2.90%と、昨年8月以来の低水準だった」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、30年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇の2.89%。同年債(表面利率3%、2045年11月償還)の価格は3/32下げて102 1/4。

  30年債入札では最高落札利回りが2.905%となった。投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.29倍と、前回の2.42倍から低下した。

  海外中央銀行を含む間接入札者の落札全体に占める割合は56.5%と、前回12月の63.9%から低下した。

  前日の10年債入札では間接入札者の割合は71%と、過去2番目の高水準。12日の3年債では2009年11月以来の高水準となる62.8%だった。

  30年債相場はこの日こそ下げたものの年初来では上昇基調にあり、30年債利回りはほぼ3カ月ぶり低水準を付ける日もあった。中国発の商品相場急落や株式市場混乱で逃避需要が強まったことが背景にある。国債市場の今後10年間のインフレ期待を示すブレーク・イーブン・レートは9月以来の低水準を付けた後、上昇した。

原題:Treasuries Decline as Demand Slips at U.S. 30-Year Bond Auction(抜粋)

(第1、2段落と第6段落以降を追加し、更新します.)
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