コンテンツにスキップする

1月14日の欧州マーケットサマリー:株が3日ぶり下落

欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.0858   1.0877
ドル/円            118.17   117.68
ユーロ/円          128.31   128.00


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  339.42     -5.21    -1.5%
英FT100     5,918.23   -42.74     -.7%
独DAX      9,794.20   -166.76   -1.7%
仏CAC40    4,312.89   -79.05    -1.8%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .38%        +.00
独国債10年物     .57%        +.01
英国債10年物     1.73%       -.01


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,088.40     +.25     +.02%
原油 北海ブレント         30.67      +.39    +1.29%

◎欧州株:3日ぶり下落、世界経済めぐる懸念再燃-弱気相場入り寸前

14日の欧州株式相場は反落。前日まで続伸した指標のストックス欧 州600指数は、世界経済の先行き懸念再燃で下落した。

ストックス600指数は前日比1.5%安の339.42で終了。一時3.3%安 となったものの、原油値上がりを受けてエネルギー銘柄が反発し、下げ 幅を縮めた。ただ、昨年4月に付けた過去最高値からは18%下げてお り、弱気相場入り寸前となった。

バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラ ルフ・ツィマーマン氏は「世界景気をめぐる懸念に尽きる」と述べ、 「誰もが翌日には売りが激しくなると恐れているので、押し目買いを狙 う向きはほとんどいない。センチメントはどん底だ。上がれば、私なら 売る。さらに大きく下げる確率は高い」と語った。

個別銘柄ではフランスの自動車メーカー、ルノーが10%急落。仏国 内の同社施設が不正捜査当局による捜索を受けたことが嫌気された。同 業のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は7.9% 安。同社の北米部門が不正を働いたとして、自動車ディーラー2社に米 国で提訴された。

資源銘柄とエネルギー銘柄を除く全ての業種別指数が下げた。スウ ェーデンのルンディン・ペトロリウムが19%急伸し、エネルギー銘柄の 上げを主導。同社はノルウェーのスタトイルから出資を受けた。資源銘 柄では英アングロ・アメリカンとスイスのグレンコアの上げが目立っ た。

原題:Europe Stocks Resume Declines as Global-Growth Worry Not Abated(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債と米国債の利回り格差縮小-米金利の先行き再検証

14日の欧州債市場では、ドイツ国債と米国債の利回り格差が約3カ 月ぶりの水準に縮小した。中国をきっかけとした市場混乱を受け、ユー ロ圏と米国の金融政策が乖離(かいり)する度合いを再検証する動きが 強まった。

欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは今週、2026年2月償還 債の発行後に上昇。一方、世界的な株安を背景にした安全資産需要で米 国債は買われ、10年債利回りは低下。金利先物市場が織り込む米追加利 上げの回数は減り、米当局が3月に行動する確率は低下しつつある。

カルミニャック・ジェスティオン(パリ)のアドバイザー、サンド ラ・クロール氏によれば、同社は欧州債よりも米国債を選好。世界的な 低成長に加え、とりわけ米国で物価上昇が弱い状況は米当局が想定する ような年4回の追加利上げが「難しくなる」ことを意味するという。

クロール氏は13日のインタビューで、同社はポートフォリオを「買 われ過ぎの状態になく、適正価格にまだ達しておらず、中央銀行による 大幅な購入にさらされていない市場に置いている」とし、「欧州の中核 国には投資しないほうがいいだろう」と発言。米国債の利回り曲線 は2.5%以上の成長率が織り込まれていることを示唆するが、「当社は 2%またはそれを下回ると確信している」と付け加えた。

欧州中央銀行(ECB)は量的緩和(QE)プログラムの下で 月600億ユーロの債券を購入しており、これを少なくとも2017年3月ま で継続する。国別の購入で最も大きいのがドイツ国債のため、同国債は 既に適正価格に近いとクロール氏は指摘。「欧州債投資を始める対象と しては良くない」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わ らずの0.57%。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格 は99.28。米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下の2.08%。両国債の利回り格差は1.51%で、これは昨 年10月21日以降で最も小さい。

原題:German-U.S. Yield Gap Narrows to 3-Month Low on Fed Reassessment(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE