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債券は反発、流動性供給入札順調や株安で買い優勢-長期金利は低下

更新日時
  • 先物は前日比15銭高の149円53銭で終了、午後に上げ幅拡大
  • 流動性供給入札結果、応札倍率3.95倍と前回の同年限から上昇

債券相場は反発。前日に反落した弱い地合いを引き継いで売りが先行した後、今日実施の流動性供給入札結果が順調となったことに加え、株式相場の下落転換などを受けて買いが優勢となった。

  15日の長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比2銭安の149円36銭で始まり、直後に149円26銭まで下落したが、その後は上昇に転じた。午後に入ると水準を切り上げ、149円54銭まで上昇。結局は15銭高の149円53銭で引けた。

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  JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、「朝方はリスクオフのトーンが若干弱まり、売られた。昨日10年債利回りが過去最低を更新して、高値警戒感が出て調整した流れだった」と説明。しかし、「中国株・人民元安で円高・ドル安に振れると、国内株価が軟化し、債券が買われる展開。流動性供給入札結果も良かったため、午後に買い圧力が強まった」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より2ベーシスポイント(bp)高い0.245%で開始。一時は0.25%と6日以来の水準まで上昇したが、その後は0.215%まで低下し、0.22%を付けている。前日は一時0.19%を付け、2015年1月20日に記録した過去最低の0.195%を更新した。

  新発20年物の155回債利回りは4bp高い0.995%と、昨年12月末以来の高水準で始まった後、徐々に水準を切り下げ、一時0.94%まで低下。その後は0.95%で推移している。

  UBS証券の井川雄亮デスクストラテジストは、「昨日、長期金利が過去最低を付けたので、いったん達成感が出た」としながらも、「金利が上昇したら買いたい余力がある人もいる」との見方を示していた。

流動性供給入札

  財務省が今日午後に発表した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果によると、募入最大利回り較差がプラス0.015%、募入平均利回り較差もプラス0.015%となった。今回は残存期間15.5年超から39年未満の国債が対象銘柄。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.95倍と、前回の同年限の3.14倍から上昇した。  
 
  14日の米国株式相場は反発。エネルギーやヘルスケアの銘柄を中心に買いが入り、S&P500種株価指数は前日比1.7%高で引けた。この日の東京株式相場は反発して始まったが、午後に入ると下げに転じ、日経平均株価は前日比93円84銭安の1万7147円11銭で取引を終えた。

  DIAMアセットマネジメントの山崎信人上席ファンドマネジャーは、「前日の海外勢の売りや入札前で朝方は売りも、買えていなかった投資家の押し目買いが入って相場は戻した」と話した。

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