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欧州債:ドイツ債上昇-インフレ期待示す指数低下で緩和拡大との見方

13日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。10年物利回りはロンドン時間午後4時34分現在、前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.51%。同国債(表面利率1%、2025年8月償還)価格は0.25上げ104.6となった。

  また、インフレ期待の指標として欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が重視する5年先スタートのインフレスワップ5年物フォワードレートは今週、昨年10月以来の低水準を付けた。年明けからの中国発の市場混乱がインフレ期待を抑えており、みずほインターナショナルやロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のアナリストらはECBが緩和策を拡大する必要があるとみている。

Europe's Inflation Outlook Reaches Three-Month Low

  みずほの金利戦略ストラテジスト、ピーター・チャットウェル氏は、ドラギ総裁らECB当局者が3月の定例政策委員会で国債購入プログラムのペース加速を決定すると予想。RBSはECBが預金金利をさらに引き下げ、それによって域内の国債相場が上昇するとみている。

  ECBのチーフエコノミストであるプラート理事は12日付の南ドイツ新聞への寄稿で、低インフレが長期見通しに影響してきたと指摘した上で、2%弱のインフレ率を目指す方針が変更されることはないと記した。

  チャットウェル氏は13日のリポートで「プラート理事やドラギ総裁ら、政策委員会の主要メンバーからは向こう1カ月にハト派的な発言がさらに聞かれるだろう」とし、3月に「ECBが公的セクターの購入プログラムのペースを速めると予想している。そうならない場合、インフレ期待は一段と下がるだろう」との見方を示した。

  RBSのロンドン在勤アナリスト、マルコ・ブランコリーニ氏は、ドイツ10年債の利回りが6カ月以内に0.16%まで低下する可能性があると予想。イタリア10年債は0.75%まで下げると見込んでいる。

原題:Europe’s Weakening Inflation Outlook Spurs Calls for ECB Action(抜粋)

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