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中国の鉄鉱石輸入が12月に急増、過去最高に-価格下落が追い風

  • 国内鉄鋼石生産は8%減少-バンケロ・コスタが試算
  • 「考えられないほど安い」原料価格で鉄鋼の生産・輸出に拍車

中国の鉄鉱石輸入は昨年12月に急増し、過去最高に達した。一方、国内での需要縮小を背景に生産がだぶついた鉄鋼の輸出も膨らんだ。

  13日に公表された税関統計によると、12月の鉄鋼石輸入量は前月比17%増の9627万トン。通年の輸入量は2.2%増の9億5272万トンで、やはり過去最高となった。

  この統計は英・オーストラリア系のリオ・ティントやBHPビリトン、ブラジルのヴァーレが中国で市場をシェアを拡大しつつあることを示してもいる。

  船舶ブローカー、バンケロ・コスタの調査責任者ラルフ・ レシュチンスキ氏は「中国はオーストラリアやブラジルから安く鉄鉱石を手に入れられるため、国内の供給需要が低下した」と指摘、中国国内の鉄鉱石生産は8%減少したと見積もった。また「鉄鉱石価格と輸送料が考えられないほど安いので、鉄鋼生産は増え続け、国際市場にあふれている」と述べた。

  中国の鉄鋼各社は縮小する国内需要を補おうと、記録的な水準で輸出を続けている。鉄鋼製品の輸出は12月に前月比11%増の1066万トンと、統計上2番目の多さだった。通年では20%増の1億1240万トンで過去最高。中国は世界全体の鉄鋼のほぼ半分を生産し、海上輸送される鉄鉱石の3分の2以上を購入している。

原題:China’s Iron Ore Imports Surge to Record as Prices Hammered (2)(抜粋)

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