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国際的ハッカー集団、企業狙いサイバー攻撃か-日本の捕鯨に抗議

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日本がイルカ漁や捕鯨を続けていることに抗議するハッカー集団が、日本企業を標的としたサイバー攻撃を仕掛けていると声明を出している。

  日産自動車の公式ウェブサイトは12日夜から、閲覧しづらい状態となった。国際的なハッカー集団「アノニマス」と関係があるとするグループが日本企業や政府関係機関へのサイバー攻撃を仕掛けたと宣言。13日の朝日新聞によると、アノニマスの攻撃は昨年9月以降に頻発し、厚生労働省や首相、報道機関、空港や水族館のサイトなど約40の組織・団体が狙われ、日本のイルカ漁への抗議を主な理由にしているという。

  日産広報担当のディオン・コーベット氏は13日午前の電話取材に対して、日産のウェブサイトが外部からアクセスできなくなっていることを確認したと明らかにした。内部からはアクセス可能という。ハッカー集団が攻撃の理由としている捕鯨に関して、日産は関係がないと話した。

  同日午後にはコーベット氏が電子メールで、顧客の機密や安全は最も重要であり、情報システムに対する潜在的な脅威を真剣に受け止めているとコメント。目標を一斉攻撃する可能性があることから、さらなるリスクを防止するため、ウェブサイトのサービスを一時的に停止しているとした。引き続き監視し、情報システムや全てのデータを守るために積極的に取り組んでいくともしている。

  日産の13日の株価終値は前日比3.1%高の1155.5円となり、年初来では9.7%の下落となっている。

  昨年末に安倍晋三首相のウェブサイトが閲覧しづらい状態だったことに関して、菅義偉官房長官は昨年12月10日の記者会見で、アノニマスからのサイバー攻撃とは特定されていないが犯行声明が出ていると報告を受けているとした上で、現在捜査中とし、適切に対応するとしていた。

(第4段落に会社側コメント、第5段落に株価情報を追加.)
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