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原油1バレル=20ドルはもはや幻想にあらず、12年ぶり大台割れで

更新日時
  • 12日のWTI原油相場は一時2003年以来の30ドル割れ
  • 原油相場の安値低迷は長続きしないとシティグループは予想

原油価格は1バレル=20ドルまで下がる恐れがあると米シティグループの商品調査責任者エド・モース氏が11カ月前に予想した際、世界はこれをほとんど無視したが、原油価格が30ドルを割り込んだ今、注目が集まっている。

Oil Falls Below $30

  米原油先物相場が約12年ぶりに20ドル台に下落したのに先立ち、英BPは4000人を削減し、ブラジル石油公社(ペトロブラス)は支出計画を縮小。マレーシア国営石油・天然ガス会社ペトロナスは厳しい状況がさらに数年続くと警告した。昨年2月9日付のリポートで、原油相場が「しばらく20ドルのレンジまで下げる恐れがある」と予想していたモース氏は今月12日にカルガリーで、世界は今「原油20ドルの相場展開に向き合っている」と述べた。

  モース氏は「次に話題になるのは20ドルという数字だ」と指摘し、「10ドル下落を目の当たりにした後、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が30ドルをぎりぎり上回って推移している現状では、可能性はかなり高いと言ってよい。30ドル割れの状態があまり長期化し得ないことは明らかだが、問題はどの程度続くかだ」と語った。

  WTI原油先物2月限は12日、2003年12月以来の安値30.44ドルで終了。一時は29.93ドルを付ける場面もあった。

  原油相場が20ドル台を付けるとの見方はここ数カ月に強まっている。ゴールドマン・サックス・グループは原油相場が9月に20ドルに下落する確率は50%と試算。モルガン・スタンレーは11日、ドル高で原油相場が30ドルを割り込む可能性があると指摘した。最初に20ドル台の見通しを示したモース氏は昨年2月時点で、同年前半に実現の可能性があり、その後市場は均衡に向かうと予想していた。

原題:$20 Oil No Longer Mirage as World Confronts 12-Year Low (2)(抜粋)

(他社の予想などを追加して更新します.)
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