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米国債:続伸、10年債入札が好調-世界の景気減速懸念を背景に (訂正)

訂正済み
  • 10年債入札、落札利回りは昨年10月以来の低水準
  • 「本当に安全な代替投資先はそれほど多くない」-サイモンズ氏

13日の米国債相場は続伸。世界的な景気減速懸念を背景に、10年債入札(規模210億ドル)では旺盛な応札が見られ、落札利回りは昨年10月以来の低水準となった。

  海外中央銀行や投資信託を含む間接入札者の落札全体に占める割合は71%と、過去2番目の高水準。前日の3年債入札では2009年11月以来の高水準となる62.8%だった。

  米国債は年初から力強く上昇してきた。中国発の商品相場急落や株式市場の混乱で世界経済が脅かされ、安全な逃避先となっている。今後10年の市場のインフレ期待を示すブレーク・イーブン・レートは終値ベースで昨年9月以来の低水準。この日の米国株は大幅安。原油相場が上昇を維持できなかったことが響いた。

  ジェフリーズ・グループのマネーマーケット・エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「本当に安全な代替投資先はそれほど多くない。商品や米国株、海外株式市場の混乱を受け、米国債への大口の資産配分が明白に見られている」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.09%。一時は2.04%と、10月以来の低水準を付ける場面もあった。同年債(表面利率2.25%、2025年11月償還)の価格は3/32上げて101 13/32。

  2年債に対する10年債の上乗せ利回りは118bpと、2008年以来で最小になった。長期債利回りはインフレ見通しに敏感で、短期債利回りは金融政策に影響されることが多い。

  財務省が13日実施した10年債入札の結果は、最高落札利回りが2.09%と、昨年10月7日の入札以来の低水準となった。プライマリー ディーラー(政府証券公認ディーラー)の落札比率は17.7%と、ブルームバーグがデータを集計し始めた2003年以降で2番目に低い水準。

  前日の3年債入札では27.8%と、09年11月以来の低水準だった。

  財務省は14日に規模130億ドル相当の30年債入札を実施する。

  ブルームバーグ世界債券指数によると、米国債の月初から12日までのリターンは1%。2015年は通年で0.9%だった。

原題:Treasuries Rally as ‘Outstanding’ Auction Reveals Pent-Up Demand(抜粋)

(第1段落の入札規模を210ドルから210億ドルに訂正します.)
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