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原油先物、一時12年ぶりの30ドル割れ-20ドルが視野との見方も

更新日時
  • 次に話題になるのは20ドルという数字だとシティのモース氏
  • ドルが5%上昇なら原油相場は10-25%下げる公算とモルガンS

12日のニューヨーク原油市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落。12年ぶりにバレル当たり30ドルを割り込む場面もあった。中国金融市場の動揺が燃料需要に影響する可能性が懸念されている。モルガン・スタンレーはドルが速いペースで上昇すれば、北海ブレント原油をバレル当たり20ドルまで押し下げる可能性があると分析している。

WTI Oil Rout Continues With Drop Below $30

  シティグループの商品調査担当世界責任者、エドワード・モース氏はカナダ・カルガリーでの会議で、「次に話題になるのは20ドルという数字だ」と話す。「価格が10ドル下落し、WTIが30ドルをわずかに上回って推移している現状では、可能性はかなり高い」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比97セント(3.09%)安い1バレル=30.44ドルで終了。終値としては2003年12月1日以来の安値。この日は03年12月2日以来の日中安値となる29.93ドルを付ける場面もあった。

  ロンドンICEのブレント2月限は69セント(2.2%)下げて1バレル=30.86ドル。終値ベースで04年4月以来の安値で引けた。

  モルガン・スタンレーのアダム・ロングソン氏などのアナリストチームは11日付の調査リポートで、ドルが5%上昇すれば原油相場は10-25%下げる公算があると指摘した。ソシエテ・ジェネラルは11日に16年のブレント原油相場予想を平均1バレル=53.75ドルから同42.50ドルに下方修正。バンク・オブ・アメリカ(BOA)も原油相場見通しを50ドルから46ドルに引き下げた。

原題:Crude Oil Tumbles Below $30 a Barrel for First Time in 12 Years(抜粋)

(第4段落以降を追加し更新します.)
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