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米国株:続伸、商品株が下げから反転-テクノロジー株も高い

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米株式相場は2日続けて午後遅くに上昇。テクノロジー株やヘルスケア株が上げを主導した。中国が人民元相場を安定化させる取り組みを強化したことで、世界の金融市場の混乱が和らぐとの楽観が広がった。

  先週、過去4年で最大の下げとなった米国株相場は、今週に入り2日続けて日中上げ下げを繰り返す展開となった。両日とも早い段階での上げがいったん消え、取引終了前の1時間で大きく戻している。この日は商品株が一時の下げから反転したほか、インテルとアップルが主導する形でテクノロジー株が続伸。エネルギー株は一時2.3%安となったが、原油が下げを縮めたことを手掛かりに上げに転じた。

  S&P500種株価指数は前日比0.8%高の1938.68。上昇率はここ2週間で最大。ダウ工業株30種平均は117.65ドル(0.7%)上げて16516.22ドル。ナスダック総合指数は1%上昇。

  ソラリス・アセット・マネジメントのティム・グリスキー最高投資責任者(CIO)は「株式相場は大きな売りの動きの中で、ゆっくりではあるが確実に底を見いだしつつある」とし、「エネルギーのひどい下げでテクニカル的なサポートが示されたとの説や、短期の底形成だとの分析が一部で聞かれる。相場の戻りは特に新たなニュースに基づくものではなかった」と続けた。

Two Late-Day Surges Turn Into Back-to-Back Gains

  中国の株式・為替相場の混乱の影響が世界経済に広がるとの懸念から、米国株は年初から下落が続き、S&P500種は先週6%安と大きく下落していた。この日は中国が人民元安定のため講じた措置で同国経済がハードランディングに向かうとの懸念が緩和、香港では人民元の翌日物銀行間金利が過去最大の上昇となり、弱気姿勢の投機家の動きが抑えられた。

  アトランタ連銀のロックハート総裁は前日、世界的な株安が米国経済に影響を及ぼす可能性は低いとの認識を示した。その上で、年内の金融政策の引き締め継続を望む姿勢を示した。またリッチモンド連銀のラッカー総裁はこの日、力強い消費支出の伸びを中心に、現在の米経済の力強さが金利上昇の「強力な根拠」になると述べた。

  投資家らは今後、企業決算に視点を移していく。アルコアは11日に四半期決算を発表し、今決算シーズンの先陣を切った。アルコアの10-12月期決算では売上高が18%減、純損益は赤字となった。アルミ価格の下落が影響した。アルコア株はこの日、過去4年余りで最大の下げとなった。

  今週はこのほかJPモルガン・チェースやインテル、シティグループなどが四半期決算を発表する予定。

  モルガン・スタンレーの米国株チーフストラテジスト、アダム・パーカー氏は顧客リポートで、決算シーズンが米国株市場の「不安を和らげる」との見通しを示した。

  午後に入ってからの上昇を経て、S&P500種の業種別10指数では8指数が上げた。情報技術やヘルスケア、一般消費財の指数が特に上昇した。

  アップルは1.5%高と、これで3営業日続伸。3日続伸は11月20日以降で初めて。インテルは1.9%上げた。

  アンセムやエトナなどヘルスケア株も高い。両社は利益が今年増加するとの見通しを示した。ナスダック・バイオテクノロジー指数は1.5%上昇した。

  このほかスターバックスは2.8%高。同社は中国事業の拡大を強化する方針を示した。

  エネルギー株指数は0.4%高。5営業日ぶりの上昇となった。

原題:U.S. Stocks Advance as Commodity Shares Recover, Tech Rallies(抜粋)

(第9段落以降に個別銘柄の動きなどを加えて更新します.)
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