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世界的に社債の格付け見通しが悪化、金融危機以来の最悪-S&P

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世界的に社債の格付け見通しは金融危機以来の最悪に陥ったと、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が指摘した。

  11日のリポートによると、S&Pによる格下げの可能性に直面している発行体の比率は2009年以来の大幅なペースで格上げの可能性のある企業を上回っている。この差は過去6カ月間に金融危機以来の水準に拡大したという。

  社債の見通しが暗くなっている背景には、中国の成長減速のほか、商品相場急落で商品価格が1999年以来の安値に下げていることがある。社債のデフォルト(債務不履行)は09年以来の高い水準に増加し、バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によれば、ジャンク債を保有するために投資家が求める利回りは8.7%と4年ぶりの高水準となっている。

  テリー・チャン氏率いるS&Pのアナリストは同リポートで、2016年は格上げよりも格下げの方が「かなり」多い可能性があると分析した。

  リポートによると、S&Pは昨年12月の時点で同社が格付けを付与する企業のうち17%について格下げを検討している。格上げの可能性がある発行体は6%で、その差11ポイントは2014年6月当時の2倍超という。

  地域別では、この差が最も大きいのは中南米で、格下げの可能性のある企業が格上げの可能性のある企業を約35ポイント上回っている。アジア太平洋地域や北米、西欧では、この差は約10ポイントとなっている。

原題:Corporate-Credit Outlook Weakens to Worst Since Crisis, S&P Says(抜粋)

(第5段落を追加し、更新します.)
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