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人民元から離れろ-本土投資家の合法的な逃げ道はこれ

中国本土のトレーダーらは人民元建て資産から他の通貨建てに乗り換えようと、上海・香港証券取引所間の相互接続を利用して香港株を買っている。

  先週は香港株の指標のハンセン指数が6.7%下落したが、本土の投資家は香港株を10週連続で買い越した。本土投資家の香港株保有は11日までに1125億元(約2兆100億円)と、2014年に相互接続が導入されて以来の最高となった。人民元の一段安を見込む投資家が資金を逃避させていると、証券会社のリオリエント・グループが指摘した。

Chinese Investors Seek a Way Out

  同社のチーフストラテジスト、ウエ・パーパート氏は、「香港株を買うのは香港ドルを買うことだ」とし、本土投資家は「人民元がさらに下落すると見込んでおり、その場合、元建て資産から乗り換えておくのは正解だ。ある為替レートで香港株を買って人民元がそれより下落すれば、香港株が下げてもまだおつりがくる」と話した。

  ハンセン指数は今年に入り11日までで9.2%下落。上海と深圳市場の本土株は1兆3000億ドル余りを失った。アナリストらは人民元の対ドル一段安を予想しているが、資本規制のため本土投資家の選択肢は限られる。上海・香港取引所の相互接続が、値上がり基調の通貨建ての資産を合法的に保有する手段になっている。

原題:In Rush to Exit Yuan, China Traders Buy Sinking Hong Kong Stocks(抜粋)

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