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ソフバンク:4月から電力小売り事業-東電、中部電、関西電地域で

  • 「おうち割」にガスやネット通販も追加-スマホが家計のリモコンに
  • 通信とセットで電気料金が割安に-再エネ由来の電力供給プランも

ソフトバンクは12日、4月1日以降の電力小売りの全面自由化に向けた料金プランを発表した。主力の携帯電話事業に、インターネットや電力など他のサービスを組み合わせて契約することで割り引きが得られる「おうち割」の第1弾。2017年4月に自由化が予定されるている都市ガス小売りの事業にも参入し、セット販売の対象を拡大していく方針だ。

  同社は東京電力と提携し、東電の新料金プランによる電力を東電、中部電力、関西電力管内の3地域で販売する予定。同社の資料によると、携帯電話と組み合わせることで電気や携帯電話の料金が安くなるほか、共通ポイントサービス「Tポイント」が付与される3種類のプランを提供する。

  東電管内の一戸建てに住む3人世帯を想定したモデルケースでは、付与されるポイントを含め年8920円相当安くなる。16年度半ばには電力小売り事業を全国に拡大する方針で、スマートフォン(スマホ)を通じて電気を効率的に使うためのアプリケーションも検討している。

  12日に都内で会見した宮内謙社長は「おうち割」を電気やガスなどエネルギー分野だけでなく、インターネット通販や保険、教育など家計支出に占めるあらゆるサービスに拡大していく方針を示した。「単なる価格破壊の時代は過ぎ去った。トータルのバリューで過去と比べて価格破壊しているかを見ていただきたい」と述べた。

  また、あらゆるものにセンサーやカメラなどを取り付けてインターネットと結び付けるインターネット・オブ・シングス(IoT)や人工知能が広まると、宮内社長は、「昔で言うリモコンになるのがスマホ」と述べ、携帯販売店に過ぎなかったソフトバンクショップを「電気、光などトータルにアドバイスできる店に3年くらいで作り変えていく」考えを明らかにした。

  一方、ソフトバンクは再生可能エネルギー由来の電力を供給するプランも提供する。料金などの詳細は今後公表するが、傘下のSBエナジーが保有する太陽光や風力の電源を活用する。SBエナジーは、全国31カ所で50万キロワット規模と一般家庭20万世帯分の消費電力に相当する発電設備を持っている。

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