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かつての頂点NYミッドタウンから脱出-米オフィス賃貸市場

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かつて米オフィス賃貸市場の頂点だったニューヨーク市マンハッタンのミッドタウン地区で、空室が大きく増えようとしている。新たな高層ビルが開業し、テナントが同市全域に広がっているためだ。

  不動産ブローカーのサヴィルズスタッドリーで米不動産分析ディレクターを務めるキース・デコスター氏によれば、2017年までに約2100万平方フィート(約200万平方メートル)の「A級」オフィス物件が恐らく賃貸可能となり、これは市場全体の約14%に相当するという。09年の早い時期の前回リセッション(景気後退)の最悪期に借り入れ可能だった最上級物件は2260万平方フィートで、それに近い水準になるとしている。

  デコスター氏はインタビューで、景気回復が続くとの想定に基づくこの見通しは「非常に保守的な推計」だと説明。「雇用成長もしくは富の創出が落ち込むなら、確実に数字を押し上げることになるだろう」と述べた。

  KKRやウェルズ・ファーゴ、ボストンコンサルティンググル ープ(BCG)は昨年10-12月(第4四半期)、ハドソンヤーズに移るためミッドタウンのオフィスを去ることで合意。ブローカーのニューマーク・グラブ・ナイト・フランクによれば、メットライフはミッドタウンのオフィススペースを転貸しし、法律事務所ポールヘイスティングスは他の場所に移転する計画だ。

  デコスター氏は「ミッドタウンの中核地域が今回のサイクルでピークを恐らく打ったのは疑いない」と語った。

原題:Midtown Manhattan Vacancies to Rise as Large Offices Empty (1)(抜粋)

(最終段落を追加して更新します.)
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