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欧州債:スペイン、イタリア債が下落-120億ユーロ相当の債券発行で

  • オーストリア、オランダ、スペインなどが新規国債を起債
  • ドイツ国債はインフレ連動債入札発行後に値を戻す

12日の欧州債市場では、格付けの低い国の国債が下落。域内で計120億ユーロ相当の債券が新たに発行されたことが背景にある。

  銀行団を通じて10年債を90億ユーロ発行したスペインの下げが目立った。応札額は290億ユーロ強だった。ドイツとフランスの国債は一時の下げを解消し、ほぼ変わらず。起債は午後遅くに完了した。

Spanish Bond Yields Rise Amid 9 Billion Euro Debt Sale

  クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は、欧州債は「売り圧力にさらされていた。とりわけ供給面などのさまざまな要因のせいだろう」と発言。「一部投資家が売っていたほか、中国市場が静かだったことから、リスク回避の動きがやや一服した」と付け加えた。

  オランダが2033年償還債を11億8000万ユーロ発行したほか、オーストリアは10年債と20年債を起債。ドイツは2026年償還のインフレ連動債を7億6200万ユーロ発行した。13、14日には、イタリアとドイツ、スペインが最大168億ユーロ相当を入札発行する。

  ロンドン時間午後4時25分現在、既発のスペイン10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.83%。11日は9bp上げていた。同国債(表面利率2.15%、2025年10月償還)価格はこの日、0.26下げ102.85。

  ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの0.53%。4bp上昇する場面もあった。同年限のイタリア国債利回りは2bp上昇し1.61%、ポルトガル国債利回りは3bp上げ2.68%となった。

原題:Spain’s Bonds Fall With Italy’s on $13 Billion of Euro Supply(抜粋)

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