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イラン:3月にも新グレードの原油を販売へ-国営石油公社幹部

イランは原油輸出禁止の制裁の解除後に増産する準備をしており、3月もしくは4月に新たなグレードの原油を販売し始める計画だ。国営イラン石油公社(NIOC)の幹部が明らかにした。

  イランはイラクとの国境に近いウエストカルーン地域の油田で増産する。新しいグレードの原油の大部分はヤダバラン油田と南アザデガン油田、北アザデガン油田で生産される。同幹部は会社の方針だとして匿名を条件に語った。

  2012年に制裁が強化されるまで石油輸出国機構(OPEC)加盟国で2番目の石油生産量を誇ったイランは、原油供給が世界的に過剰な中で新たなグレードを販売することになる。ライバルのサウジアラビアを中心とするOPECが米国のシェールオイル生産者など域外生産者に対抗して市場シェアを守るため記録的な原油供給を行ったことから、北海ブレント原油は昨年35%下落した。

  コンサルティング会社IHSは、制裁で失った市場シェアの奪回を目指すイランが新たなグレードの買い手を探すことは難しいのではないかとみている。IHSの原油市場調査責任者、ビクター・シャム氏は「供給過剰の市場に供給される新グレードは値引きが必要になる」と予想。新グレードはアジア向けのイラクのバスラ重油と主に競合する公算が大きいという。

原題:Iran Plans to Sell New Oil Grade in March as Output Increases(抜粋)

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