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独VWのミューラーCEO、米国で不正行為を謝罪-投資計画は堅持

欧州最大の自動車メーカー、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)のマティアス・ミューラー最高経営責任者(CEO)は投資計画を堅持し、米国市場を引き続き同社の中核市場とみなしていく方針を示した。いわゆるクリーンディーゼル車の排ガステストでの不正を認めたことについて、同CEOは米当局者と今週会談する。

  ミューラーCEOは10日、北米国際自動車ショーが開催されるデトロイトで講演し、「物事を正すことに完全にコミットしている」とし、「米国の顧客ならびに関係当局、一般市民を深く失望させたことを認識しており、VWの不正行為について謝罪する」と語った。

  VWは排気量2000ccのディーゼル車48万台の修理の可能性をめぐり、米環境保護局(EPA)と複雑な交渉の最中にある。ミューラーCEOは10日、新たに開発したSCR触媒コンバーターを追加することで最大43万台前後を修理する可能性を確認した。EPAの承認により実際に対象となる台数は変わり得る。

  VWは2015年7-9月(第3四半期)にリコール費用として67億ユーロ(約8540億円)を引き当てたが、十分でなくなることを既に認めている。欧州で承認された約850万台に対する技術的解決策は米国では適用されていない。技術的な相違と米国の排ガス規制がより厳格なためだ。ミューラーCEOは今週、EPAのマッカーシー長官と今後の方針について会談する。EPAは4日、VWとのこれまでの協議で満足できる解決策を見いだしていないと表明した。

  同CEOは2020年までに20モデルの電気自動車(EV)やハイブリッド車をラインアップに加える方針をあらためて示した。テネシー州チャタヌーガ工場で新しい中型SUV(スポーツ型多目的車)を生産するため約9億ドル(約1060億円)を投じている。

原題:VW Chief Apologizes for Deception on Trip to ‘Core Market’ (3)(抜粋)

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